皆様、ご無沙汰しております。
やんわり放射線です。
数年前に母親が他界し、最近 父親も他界してしまいました。
実家は空き家となり、灯りが灯ることはもうありません。誰も居なくなった空間には昔の思いでの断片が刻まれています。
空き家を置いておくことは、火災や災害のリスクや維持費 人が居なくなるための老朽化の加速など様々な問題が起こります。
そのためこの度、実家を売ることにしました。
家の売買には少し期間がかかると話に聞いていたので、1年ぐらい後かなぁ~などと漠然に思っていましたが意外に早く売れる事になり
内心はホッとしていたのですが…。
ふと、寂しさが襲ってきました。
色々な事があった実家ですが それだけに思いが刻まれているんですね。私は正直 実家の家が好きではありませんでした。ほんとうに色々あったもので…。でも、全部が無くなると分かると…寂しいものですね。
実家を売るとは、なんとなくですが自分の一部を売ることなのかもしれません。
色々な記憶の断片があちこちにある場所、それが故郷なのですね。その空間に行くから思い出す事も多くあります。
人は生きていくと新しい出来事が増えていきますが それに比例して忘れてもいきます。だから前に一歩進める。
私も次の一歩を進む時なのかもしれません。
仕事の忙しさや日々の出来事で毎日が目まぐるしく変化しますが 立ち止まって振り返る場所を見つけなければと思っています。
皆様はどうですか?