皆様、こんにちわ❗
やんわり放射線です。
少し部屋の換気について考えてみました。
まだ、Covid-19感染症は世界中で色々な問題を引き起こしています。
人と人との間隔をあけて並んだり 買い物も一苦労ですよね。
人との間隔はあけているけど、建物内にいる場合は大丈夫??
など、考える方もいるかもしれません。
この場合に目安となるのが室内の換気です。
ウィルスがあっても換気により空気を希釈すると薄まって感染し難いとゆう考え方です。
厚生労働省は、商業施設等における換気について機械換気の場合は
1人当たり 30m3/h
の換気量が確保されていると確実に予防はできるとは言えないが密閉空間には当たらないとしています。
※早稲田大学田辺研究室実験
また、換気率に対する換気時間の割合データも結核感染症でのデータより考える事ができます。
換気率(ACH)=換気能力/部屋の体積
になります。
このACHよりデータ表と照らし合わせ換気時間を調べていきます。
(ACHとは【1時間あたりの換気回数】
と定義されています)
例えば、縦5m 横5mで高さが5mの
立方体の部屋があるとします。
すると部屋の体積は
縦✖️横✖️高さ=部屋の体積(m3)
になります。
次にその部屋にある換気扇の換気能力を調べます。(換気能力(m3/h)の単位で表されます)
換気扇業者に確認するか または、おおまかな値で計算するかになります。
おおまかな値は
家庭用換気扇;2000 m3/h
工業用換気扇;7000 m3/h
家庭換気扇=扇風機でも大丈夫です。
通常の扇風機=約2400 m3/h
となっています。
この値より計算すると
家庭用の場合
ACH=2000(m3/h) / 125m3
ACH=16
となり下の係数表から換気時間を確認できます。換気時間の算出にはCDCのデータで空気感染する結核のデータを使用しています。
(MMWR; Vol.43 No.RR-13.1994.より)
すると
- 90%減少で約9分
- 99%減少は17分
- 99.9%減少は26分
の時間になります。
125m3の体積の部屋の空気が 3.75分に
1回入れ替わり 3回入れ替わるとウィルスが90%
減少することになります。
実際は、空気の循環などで多少の違いはでると思いますが指標にはなるのではないでしょうか。
(香港大学Yuguo Li教授グループ提供)