故人を悼む…。
故人を悼む…。
1年とは、実に早いもので…。
世話しなく日常を過ごしていると あっという間に通り過ぎてゆく。
最近は、師走が近づいてきたせいか 特に早い…。
今日を忘れかけていました。
あなたから、人生の何を教わったのか 分かりませんが
最近は、ほんの少しだけ胸を張れますよ。
少しは立派な息子に なれたかなぁ~?
伝えれなかった事が 沢山あります。
気の弱い、小心者で
子供の頃は病弱だったけど
いっちょまえに、反抗期もあり
一人で 世の中に立てるようになりました。
そういえば、少し出世したんだよ。
ほんの少しね…。
賞も取ったよ…。
子供も、成長したよ…。
あんたの孫だよ…。
あなたは、突然 色々なことをする人でした。
ビックリするぐらい突然。
でも、あなたも人一倍 小心者で怖がりなのは知ってました。
やっぱり、似てましたね。
あなたも色々あったから、肩肘張って踏ん張って生きてきたんですね。
今は、ほんとに良く分かりますよ。
目が白く濁って 廻りがボヤけてたのにギリギリまで治そうとしなかった。
怖かったんですよね…。
足が腫れてきても、ギリギリまで治そうとしなかった。
怖かったんですよね…。
やっぱり、似てますね。
でもね、1つだけ間違ってますよ。
はやすぎです…。
それも突然 一人で…。
怖がりだったんじゃ~ないんですか?
廻りに家族や孫達がいたほうが 安心できたでしょ?
なぜ突然、一人で、明け方に 勝手に逝きますか…。
怖がりのくせに…。
バカヤロウ…。
お別れの時にも言いましたが、まだまだ早すぎますよ。
仕事柄、あなたよりも年齢の上の方を検査しますが 皆さん元気ですよ。
温泉旅行や、山登り行かれてますよ。
ちゃんと治せば、十分に行けたのに。
頑固な恐がりは 難しかったですか?
どんなに話しても、強引に引っ張っても病院に着いても 入院しても拒否してましたね。
懇願してもだめでしたね…。
怖かったんですかね…。
仕事柄、辛かったです。
向こうでは、楽しく過ごして下さいね。
たまには、孫の顔見に来て下さい。
伝えたいことあれば
出てきてもらってよいので。
自分も、沢山伝えてないことありますから…。
今日は、少しだけ 立ち止まってみますね。
心から御冥福をお祈り致します。